毎月の例会に出席され、当日会費を払われた会員の方には「お土産こけし」をお渡ししています。


平成25年5月の例会おみやげこけし

小笠原 義雄
(おがさわら よしお)
義雄工人は昭和27年から仙台の木工所へ入り木地修行を始め習得後、昭和40年に独立。その後、一時江戸独楽の製作を行うが、昭和44年より朝倉英次工人から描彩の指導を受け、こけしの製作を始めました。

数々のコンクールで入賞をしていますが、第47回(平成17年)および第51回(平成21年)の全日本こけしコンクールで、本人型こけしにより内閣総理大臣賞を二度も受賞する程の技・独創性・経験・実力を持たれた素晴しい工人です。

最近は「山河之響の会」へ参加されるなど積極的に活動の場をより広げています。

おみやげこけしは遠刈田系の伝統に則り頭頂には青点と手絡、髪飾り、張りのある目、割れ鼻、口に赤を差さす。大きめの頭部とバランスの良い直胴の胴模様が異なる5種類です。右より衿と井桁模様、上下に赤のロクロ線と枝梅、上下に緑のロクロ線と重菊、衿と桜崩し(崩れ桜)および衿とぼた菊です。どれも長年の経験と技が冴える素晴しい出来栄えのこけしです。      (田中厚志)