毎月の例会に出席され、当日会費を払われた会員の方には「お土産こけし」をお渡ししています。


平成25年6月の例会おみやげこけし

菅原 和平
(すがわら かずひら)
和平工人は昭和42年から菅原春治工人の下で木地修行を始め習得後、岡崎斉司工人から描彩の指導を受けこけしの製作を始めた。

現在、こけし製作の傍ら上鳴子に大きなお店「こけしの菅原屋」を経営される。また、鳴子木地玩具協同組合(創立26年)理事長の要職を務められ昭和50年に開館した日本こけし館(深澤コレクションを所蔵)の館長として忙しい日々を過されています。

友の会創立60周年記念展示会では多大なご支援を頂きました。

おみやげこけしは鳴子系の小寸こけしの立子(たつこ・たち子)四種類です。伝統に則り頭頂には堤人形を思わせるシンプルで格調高い水引模様、前髪は岡崎家の伝統を受継ぎ、目は一筆目に眼点が入る。猫鼻に口に赤を差さす。右より赤と緑の桔梗模様で胴が微かに括れている、胴全面に描彩された楓(紅葉)、赤と緑で牡丹模様、左は上下に菊を配した胴模様でどれも長年の経験と技が冴える鳴子を代表する素晴しい出来栄えの立子です。

これからもこけし製作、理事長およびこけし館館長として伝統こけしの継承と保護の為に努力して頂きたいと思います。   (田中厚志)