毎月の例会に出席され、当日会費を払われた会員の方には「お土産こけし」をお渡ししています。


平成27年1月の例会おみやげこけし

岡崎 斉一/阿保 六知秀
(おかざき せいいち/あぼ むちひで )
新年例会おみやげこけしは津軽系阿保六知秀工人と鳴子系岡崎斉一工人です。恒例により4寸です。
六知秀工人は中学三年の時、佐藤善二工人が指導する「こけしクラブ」に入りこけしの魅力に取りつかれ、昭和41年より善二工人の下で木地修業を始め昭和44年よりこけしの製作を始める。各地のこけしコンクールで多くの賞を受け、平成25年には第55回全日本こけしコンクールにて幸兵衛型で内閣総理大臣賞を受賞する。現在、津軽こけし工人会会長を務め、津軽伝統こけしを伝える経験・技術・技法に優れた工人です。
こけしは幸兵衛型・多兵衛型・伊太郎型・福太郎型と本人型です。
おみやげこけしは7種類で、写真右から福太郎型(菊と瓢箪の二種)、多兵衛型(ロクロ線二種)、伊太郎型、幸兵衛型(牡丹とダルマ絵)です。

斉一工人は岡崎仁三郎・岡崎斉・斉司工人と続く岩太郎系列を継承する鳴子系工人です。昭和40年より祖父斉工人・父斉司工人の下で木地修業を始め、こけしの製作を始める。
鳴子温泉物産協会会長を歴任し鳴子こけし工人の要として大活躍中です。鳴子観光ホテル前に斉工人より代々続く工房兼お店「岡崎斉の店」を奥様と運営する。
こけしは代々伝承されてきた岩太郎系列岡崎家の直胴・地蔵型・立ち子・ねまりこ等です。
おみやげこけしは胴のくびれた立ち子で胴模様違いの5種類です。右から菱菊、桔梗、なでしこ、牡丹、楓模様、全てのこけしが愛らしく心和む表情で常に身近に置きたいです。
今後もお二人の益々のご活躍を大いに期待します。         (田中厚志)