毎月の例会に出席され、当日会費を払われた会員の方には「お土産こけし」をお渡ししています。


平成27年2月の例会おみやげこけし

富塚 由香
( とみづか ゆか )
由香工人は地元の学校を卒業後、弥治郎こけし村で小倉勝志工人の下で平成23年4月より修業をする。

小倉家は弥治郎で永く木地業を続ける弥治郎系こけしの主流で小倉嘉三郎・篤・勝志工人と伝統を継承すると共に多くの優れたこけし工人を輩出している。中でも高橋精助・大野栄治・佐藤誠工人等は特に優れた工人として知られている。

由香工人は最年少こけし工人ですが、恵まれた才能を早くも開花させ平成26年の三大こけしコンクールの内、第56回全日本こけしコンクール(白石)および第60回全国こけし祭りコンクール(鳴子)にて入賞する。

昨年6月例会で勝志型直胴梅模様、10月例会で嘉三郎直胴型ロクロ線を頒布しました。

おみやげこけしは写真の三種類です。右は勝志型括れ胴梅模様、中央は勝志型三角胴梅模様、左は嘉三郎型三角胴ロクロ線です。木地・描彩共に素晴らしい出来映えのこけしです。是からの活躍が大変楽しみです。  

小倉家のこけしを継承し後世に伝える工人が出来た事は大変嬉しい事です。恵まれた才能を活かし技術・経験を積み今以上に素晴らしいこけしを期待します。      (田中厚志)