毎月の例会に出席され、当日会費を払われた会員の方には「お土産こけし」をお渡ししています。


平成27年11月の例会おみやげこけし

梅木 直美
( うめき なおみ )
直美工人は父の梅木修一工人の下、外車販売会社に勤める傍ら木地修行をしてきましたが昨年初めから会社を退職しこけし工人に専念しています。修一工人の木地に描彩をしていましたが今年の初め頃より木地も自ら挽くようになりました。

直美工人は各種こけしコンクールで常に入賞する実力を持っていますが最近のコンクールでは第60・61回全国こけし祭りコンクール(鳴子)、第34回みちのくこけしまつり(山形)、第57回全日本こけしコンクール(白石)にて入賞しています。

おみやげこけしは写真の六種類です。右から黒頭桜崩模様・梅柄模様・胴の上下に紫ロクロ線を入れた重菊模様(紫オカッパ)・襟と重菊模様のオカッパ・胴の上下に赤のロクロ線が入った撫子模様・左はペッケ型の初めての胴模様です。右5本は木地・描彩共直美工人、左のみ木地は修一工人、描彩は直美工人の親子合作です。どれも素晴らしい描彩とバランスの良いフォルムです。

蔵王系、および山形県の若いこけし工人は少なくなりましたが、今後の飛躍に大いに期待します。               (田中厚志)